霧来沢モウガケ沢

会越国境、日尊ノ倉山に突上げるモウガケ沢を遡行した。
下流の登れない滝をいくつか越してあきれるほど長く続くナメの廊下を歩き、写真の「幻の大滝」の前に立つ。

Nikon D200
AF-S VR Zoom Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G (IF)


この滝を越して日尊ノ倉山の肩にあたるブナの森を幕場とした。
いつもなら沢音を聞きながら焚き火をするのだが、ブナの森の中のひっそりとした焚き火は焚き木のはぜる音や炎の噴き出す音が聞こえるしみじみとしたものだった。見上げるとブナの葉の隙間すべてに星が瞬いていた。

「霧来沢」「御神楽岳」「日尊ノ倉山」「貉ヶ森山」「雲河曽根山」等このあたりの山域は魅力的な地名が多い。越後の山旅を見ると地名のなかなか面白い由来が書いてあるのだが、また今度。