FM3Aの使い方


FM3ANIKON最後のマニュアル一眼レフカメラであった。2006年に製造中止になり、その直後にはカメラ店の店頭在庫がすべて消え失せ、アクセサリー類もすべて払底し、プレミアがついてYAHOOオークション等で取引されるほどだった。
松井証券の社長も社員を走らせて1台購入したとか。
FM3Aは「シンプルなカメラ」を目指して開発され、開発当初は特にFM2の後継機種にするとは決められていなかったという。「シンプルなカメラ」の名のとおり、FM2に比較すると操作は細かい部分の改良で簡単になっている。絞り優先の自動露出やフイルムのDXコード対応、裏ブタのフイルム確認窓追加などに操作性の改良が見られる。
またファインダースクリーンの改良でFM2よりもピントの山がつかみやすくなっている。FM3Aはこれらの工夫で実際非常に使いやすい。ボディにボタンがたくさんついてファームウェアでソフト的に多種の設定を行うデジタル一眼レフは、なんでもできる反面、写真を撮る現場の操作性には難がある。画像サイズや感度の設定を間違えたまま撮ってしまったこと、あなたもあるでしょ?
FM3Aは写真を撮ることは本来シンプルなんだと気づかせてくれるカメラである。
ここではFM3Aの自分なりの使用方法をまとめてみた。


NIKON製品情報 FM3A(販売中止)
カメラの歴史:FM3A