モータードライブ(MD-12)

FM3AにはモータードライブMD-12が使用できる。このとき秒間3.2コマの連写が可能になる。決して高速な連写スピードではないし、音もけたたましい。単三電池8本を使用するので非常に重くなる。重いレンズを装着したときのバランスを取るためとして使っている。なお初期電圧の高いリチウム電池を使用すると連写速度が上がるそうだが、それで故障したという話もある。リチウム電池のなかった頃に設計された機械であるからアルカリ電池を使うのが無難。
MD-12を装着していてもボディ側のレリーズボタンと巻き上げレバーは通常通り使える。巻き上げレバーを予備角に引き出した状態ではレリーズのみ行われて巻き上げは行われない。巻き上げレバーを戻したときにガシャーッとシャッターチャージとフイルム巻上げが行われる。
MD-12装着時にはレリーズボタン半押し後の露出計動作は約66秒にのびる。なお前身のMD-11ではこの66秒のタイマーがなくて、モータードライブの電源スイッチを切らなければずっと露出計が動作してボディの電池が終わってしまったとのこと。つまりボディの電池を抜いてしまうと、MD-12を装着していても露出計は動作しない。
 MD-12を装着したFM3A