RAW現像の色収差補正(Nikon Caputure Editor)


AF Nikkor 35mm F2D/D200/絞りF11
この写真、橋の手すりにピントを当てています。
ピクセル等倍だと、

欄干の左縁が赤、右縁が青に色が滲んでいるのがわかるでしょうか?これが色収差です。WEBで見るには良くても、A4くらいでプリントすれば見えてくるレベルですね。
ニコンの"Nikon Caputure Editor"でRAWデータを現像すると、「色収差補正」というのが使えて、これを取ってくれます。

すっきりとにじみがとれてしまいました。
色収差は輝度差の大きなエッジに出てきますが、D200のRAWデータを編集するNikon Caputure Editorだと、1クリックでこれができてしまいます。すごい。

D300など*1だと、同様のアルゴリズムがカメラボディに搭載されて、撮影すればそのRAWデータをこんな風に補正してくれるそうです。もっとも収差もレンズの味、ということで、デフォルトだとこの機能はOFFなのだそうですが。 デフォルトではONでボディでOFFにはできません。

SILKYPICSでも色収差補正はできますが、手動で色の滲みを取るやりかたで、1クリックでこの効果というわけには行きません。この辺がレンズやボディのデータを持っているメーカ純正の強みでしょうか。

*1:色収差補正をボディに持つ機種はD3,D300,D700,D90