あるブログの終焉を見るにつけ

id:idiotapeさんがブログを閉鎖してしまう。id:idiotapeさんとはあのある個人史の終焉を書いた方で、私も同氏の記事の中に書かれているように、それからid:idiotapeさんのブログをチェックするようになった口だし、私家版世界十大文学のエントリに便乗したり、このブログの(数少ない)スターはid:idiotapeさんからいただいたものだったりするのだけれど。


さて、id:TERRAZIさんがそれに関連して書き手に「読者に読ませない権利」はあるのか というエントリを書いている。id:idiotapeさんも件のエントリ削除と(復活させるそうだが)、ブログ閉鎖の心情について書いているのだがそれについて思うこと。

一般論だが、

  • どんな文章でも人を励ましたり、逆に傷つけたりする可能性があること。
  • 書くほうは傷つける可能性を考慮しなければならいかもしれない。かもしれないというのは、ブログに書く文章でそこまで責任を負わなければいけないのかは疑問であるということ。
  • 責任がないにしても、やはり自覚は持っていたほうがのぞましいよなあ、と思うこと。
  • 傷ついたにしても、傷ついたほうに、書き手を責める資格*1は、やはり、どう考えても、ないよ。傷ついたあなたはそんなにエライのか。苦しんでいるからといってあなたはそんなにエライのか。


傷ついたほうも傷つけたほうも、PCの電源切って、散歩でもしてきたほうがいいよ。ほらあんなエントリなんかどこにもない。それがネットのいいところかもね。



(追記)
id:idiotapeさんがブログを消滅させた。したがって上のリンクも通じていない。深くため息。

*1:ここで権利という言葉は使いたくない