地球だけでも恐ろしく多様なこの世界

ボス博士によると、銀河系に存在する恒星は平均1つの「地球似」惑星を持っており、その数は1000億、宇宙全体では1000垓(10の23乗)にものぼるという。同博士は、何億年もの間にどこかの星で文明が発展することを「不可避」としている。つまり、生命が存在することはもちろん、その生命が文明を手に入れた、もしくはこれから手に入れる可能性を100%としているのだ。

http://www.narinari.com/Nd/20090211120.html

世界2500言語消滅危機、ユネスコ「日本は8語対象」
【パリ=国末憲人】世界で約2500の言語が消滅の危機にさらされているとの調査結果を、国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部パリ)が19日発表した。日本では、アイヌ語が最も危険な状態にある言語と分類されたほか、八丈島や南西諸島の各方言も独立の言語と見なされ、計8言語がリストに加えられた。
 調査は、全世界で6千前後あるといわれる言語を調査。538言語が最も危険な「極めて深刻」に分類された。続いて「重大な危険」が502語、「危険」が632語、「脆弱(ぜいじゃく)」が607語だった。
 また、1950年以降消滅した言語が219語にのぼった。最近では08年、米アラスカ州でイヤック語が、最後の話者の死亡で途絶えた。
http://www.asahi.com/national/update/0220/TKY200902200176.html



ドリトル先生」のどれかの話に壁に世界地図を張って、そこにダーツを投げてダーツが刺さった先に旅行に行くというのがあったと思う。世界地図の変わりにGoogle EarthGoogle Mapを使えば、世界中のどこの場所でも行くことはできなくても詳細な写真が見られる。Google Earthで世界のどこかの場所を地名の表示をオフにして適当にブラウズするのは楽しい。たいていは広大な無人地帯が広がり、そこに何か規則的な模様があれば、人間のいる証拠だ。拡大して見れば名前も知らない街が見えてくる。地球を訪れた宇宙人の気分になれる。

北極圏に近いシベリアのある場所


地球外の生命や地球外の文明・・・それがどんなものかはともかく、Google Earthで回って見れば、地球だけでも恐ろしく多様な世界だとわかる。同じ人間でも肌の色が違い、数千の違う言語を使用し、食べるものも生活習慣も異なる。人間を1種類の動物として見たときこれほど地球全体に散らばって多様な生活をしている動物は他にいない。

中東の砂漠のある町


地球外に人間と同じような生物はいるか?というのは私も大きな関心事項だが、もし「いる」とわかったからどうというものでもなく、それによって人生観がガラリとかわるようなものではないと感じる。「いる」とわかったら「ああやっぱり。やっとわかったか」ぐらいなものだろう。逆に「いない」とわかったら・・・これは調査とか証明するのは「いる」よりもずっと難しいことになるだろうが、その方が重大で人生観を揺るがすだろうと思う。
「いる」方に賭けた方が、宇宙の広さを考えると分があるような気がする。しかし、その地球外の文明がアリとかハチとかエイリアンの生活のような「文明」だったりすることもあるんだろう。つまり人間の定義する文明の範疇から外れるような、想像もつかない文明だ。
もっともそういうものを想定しなくても、地球上だけで文明は恐ろしく多様なんだけれど。

ある人物の居住地域


写真はすべてGoogle Mapより。